2009/9/9 Wednesday

webAGORA閉鎖

Filed under: Diary — at 8:04:28

久々の更新が思いっきり内輪ネタでアレなんですが。

昨日のナベタンさんのこの発言で多摩美情デ界隈は騒然となりました。

とうとう、webAGORAが閉鎖されるそうです。

多摩美情報デザイン学科関係者なら誰でも1度は見た事があるであろうこのサイト。僕が初めて見たのは入学する前か入学してからか、もう覚えていませんが当時としては斬新すぎるFlashのインターフェース(もちろん狙っての事)で、それはもう2chで叩かれたりもしてたし僕自身も使い方を理解するまで少し時間を要した次元でした。

迷走の後落ち着きを見せたwebAGORAはflickrやrssを惜しみなく利用した情デ関係者のハブサイトへと進化し、関係者のブログの収集、ニュースや画像の配信等、より関係者のアクティビティがダイレクトに反映される場として機能していました。

大島さんも言及していますが、ブログリストはシンプルで端から見たら何て事無い仕組みかもしれないけど、それはもう色々な意味で効果の大きい物だったと思う。僕のブログも有り難い事に載せてもらっていて、webAGORAからのアクセス数はかなりの物でした。在校生〜卒業生、先生、助手副手の方々のブログの更新がリアルタイムに見て取れるそれは、卒業してからも毎日のように見ていたし、関わった事の無い今の学生の様子や卒業して離散してしまった友人や先輩、普段は関わらないような人のブログを見れる、知れる事は純粋に楽しかったし、webAGORAというサイトが良くも悪くも独特のコミュニティ感を形成するのに十分な機能を果たしていたと思う。

他にもwebAGORA周辺で起こった事として、プログラミング祭りやウェブアゴラ堂、デジオなど様々な物があった。

プログラミング祭りは、美大生らしからぬプログラミングスキルを持て余した強者共がプレゼンしあうなかなかハードコアな企画でした。あの辺に参加していた偉大な先輩方の”表現としてのプログラミング”に自分が影響を受けている事は明白で、大学時代にプログラミングやDSPを使って制作する方向性を見出したのも諸先輩方のアクティブすぎる行動や作品があったからです。今自分が社会に出てFlashデベロッパーとして仕事をしている事も、そんな大学生活が無ければ成立し得ない物です。そもそもwebAGORA自体もほとんどそういった先輩方の行動力でここまで誕生したような物で、そういう意味ではwebAGORAとは僕にとってとても身近な存在でもあり、また逆にそれらを作り上げて来た先輩方への尊敬やら羨望の眼差しとかが入り交じった不思議な存在だったように思います。

今ではポッドキャストなんて物が流行ってるみたいですがデジオの存在も個人的には忘れられない経験でした。ラジオ調に録音したトークを音声ファイルにしてアップするっていう単純な物だったけど、それはもう楽しみにしてた。普段学校で話してる人の声をネット越しに聞くだけなのに、なんか知らんが面白かった。放送してた人達が面白かったんだろうけど。録音一つとってもそこは個人個人テイストが全然違って、例えばラジオのイントロの音楽を自分で作ったり演奏したり、音系サークルの友人の生演奏を使ったり。”お便り”と称してメールを受け付けたりもして、放送でメールを募る→放送終了後メールを読む→次の録音で紹介 みたいな、一瞬で届くはずのメールなのに時間軸のズレがあったりとか、独特のノリが非常に面白かった。今でこそUstreamとか色んなリアルタイム配信のプラットフォームがいくらでも存在していて、自宅DJや自宅ラジオが超お手軽に実現出来る時代ですが、そういう流れにギリギリ入る直前の文化として懐かしく思います。”リアルタイムじゃない良さ”が間違いなくそこにはあった。

長くなって来たのでそろそろ抑えておきます。とにかく、webAGORAは僕の大学、情報デザイン学科生活を語る上では外せない存在です。中心となって動いていたナベさん、野上さんやその他色々な方々にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。そして、お疲れさまでした!

大島さんの言葉を引用しよう。

“2010年代は、webサイトとしてのwebAGORAではなく、より抽象度を増した、概念としてのwebAGORAだよ!”

webAGORAは、皆の心の中に生き続ける事でしょう。ネットの世界から、記憶という概念へ進化するwebAGORAに幸あれ。

参考リンク
webAGORA
webAGORAの歴史

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